【既存住宅瑕疵保険】活用術

不動産ノウハウ

末廣 美琴

筆者 末廣 美琴

不動産キャリア6年

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『瑕疵』って何?


『瑕疵(かし)』とは、本来あるべき品質や性能を有していないことで、住宅の場合は構造上の主要部分や雨漏り防止部分などに重大な欠陥がある場合を指します。

”外は土砂降りの雨、家の中で楽しくテレビを見ていると天井からポタポタと雨漏りが…⁈” それ、瑕疵物件いわゆる欠陥住宅かもしれません。

瑕疵に対する保険

せっかくマイホームを購入しても、瑕疵があれば安心した生活ができませんよね。その瑕疵に対して補償する保険を「瑕疵保険」といい、その内容は新築時・リフォーム時・既存(中古)住宅購入時などで異なってきます。
その中でも今回は、中古物件をお探しの方へ『既存瑕疵保険』について解説します。


既存瑕疵保険とは


既存瑕疵保険は、2016年9月に国土交通大臣が指定した住宅専門の保険会社である「住宅あんしん保証」が新しい瑕疵保険として提供を開始しました。

そもそも中古住宅には、瑕疵があった場合でも売主が損害賠償の支払いや補修を行うなどの法的な義務が無いため、買主自らが修繕費を負うことになります。万が一に備えて、売主が買主に対して瑕疵担保責任を確実に履行するための保険が既存瑕疵保険なのです。売主の倒産等により、瑕疵の補修が行われない場合には、買主が直接保険請求することもできます。
また、仲介業者(宅建業者)が保険に加入するコースも新設されています。

今までの瑕疵保険は、売主が引渡し前に検査を行い、事前検査で不適格があった場合は補修のための費用や時間が掛かってしまうため、売買契約の阻害になり得ることが大きな問題点となっていました。
その課題を改善すべくできた既存瑕疵保険では、買主が引渡し後に補修を実地するという特約が設けらました。
つまり、入居前の検査から入居後の保証まですべて保険会社に任せることができ、売主の負担軽減と買主の安心、双方にメリットがある保険となったのです。



全てが対象ではない

注意していただきたいのは、全ての物件に対して加入できるわけではないということです。保険に加入できるのは、一定の品質が保たれた中古住宅であることが条件となり、加入前には事前検査が必要です。



まとめ


中古住宅を購入する際、立地・金額・間取りなどに気を取られがちかもしれませんが、一番の重要ポイントは毎日の住生活を安心して送れることです。

瑕疵は一見するとわかりにくい箇所に存在することも多々あります。

優れた瑕疵保険への加入や、第三者機関での調査を行うことも検討し、理想の住まいを見つけてくださいね。


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