瑕疵担保責任
瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)、日常生活において聞きなれない言葉ですね。
これは、平時には気付かなかった欠陥や不具合が売却後に見つかった場合、売主が買主に対して負う責任の事です。
不動産を売却後、瑕疵が見つかり多額な修繕費用を請求される場合があります。
その様な事態は避けたいですよね?
そんな時に活用したいのが、「瑕疵担保保険」です
瑕疵担保保険とは中古住宅を売却する時に加入できる保険のことで、加入できるのはインスペクション(住宅診断)に合格した建物に限られます。
インスペクションに合格した物件ということは、プロによる検査済であるため、売却時に安心できる品質の建物だというアピール材料にもなります。
瑕疵担保責任の対象となる住宅における瑕疵は
・雨漏り
・シロアリ
・給排水管の故障
・建物構造上主要な部位の木部の腐食
などが挙げられます。
瑕疵担保保険の補償額と保証期間は商品によって異なります。
一般的には、保証額は200万円~1000万円。保険料は約3万円~約6万円。
詳しくは売却時にご確認ください。
瑕疵担保責任の期間
売買契約後、瑕疵が見つかった場合、買主は売主に対して、発見から1年間損害賠償ができます。しかしこの規定はあくまでも原則なので、買主と売主の間で合意が得られれば変更することができます。一般的には「引き渡しから3ヶ月」としていることが多いです。
これから売却をお考えの方は売却後にトラブルにならないよう、「売買契約書」に明記しておきましょう。
不動産会社に依頼する場合は「売買契約書」に瑕疵担保責任について記載したいとご依頼ください。