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補助金を活用してリフォームをしよう!申請時の注意点や計画の仕方などについて解説

住まい探し&街情報

末廣 美琴

筆者 末廣 美琴

不動産キャリア6年

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中古住宅の購入を検討している方にとって、「補助金を使ってお得にリフォームしたい」と考えることも多いと思います。住宅購入は大きな決断ですが、最近は中古物件の購入とリフォームを組み合わせて利用できる補助金制度が充実しつつあります。特に2026年には新たな省エネ基準を満たす住宅へのサポートが強化され、従来よりも幅広い支援が見込まれています。今回は、2026年に活用できる主な補助金制度や住宅ローン控除、注意点、計画の立て方について解説します。

2026年に注目される中古住宅購入とリフォームの補助金制度の全体像

2026年において、中古住宅の購入とリフォームに関する国の支援は、省エネ性能の向上を軸に、補助金制度が充実しています。代表的な補助制度には、「みらいエコ住宅2026」や「先進的窓リノベ2026」、「給湯省エネ2026」といったものがあり、断熱強化や窓改修、給湯設備の省エネ化など、多様な工事を対象としています。それぞれの制度を組み合わせることで、補助金額は最大で200万円を超えることもあります。

こうした制度の魅力のひとつは、中古住宅の購入とリフォームを組み合わせることで補助対象の範囲が広がる点にあります。例えば、窓改修と断熱リフォームを同時に実施することで、単独よりも高額な補助が得られます。複数制度を併用することで、リノベーション費用の30%~50%が補助で戻ってくる可能性があり、実質負担を大幅に軽減できます。

補助金制度は、カーボンニュートラルに向けた政策の一環として、省エネ性能の高い「GX志向型住宅」やZEH(ゼロエネルギー住宅)水準の住宅を優先的に支援する流れが進んでいます。中古住宅についても、高性能化を図ることで、長期的視点での資産価値・光熱費削減・税制優遇などを享受できる点が大きな意義となります。

補助制度名称 対象工事内容 補助の目安
先進的窓リノベ2026 窓の断熱改修、内窓設置など 最大100万円
みらいエコ住宅2026 外壁・床断熱、節水設備、エコキュート、HEMS導入など 最大200万円
複合申請 複数制度を同時に活用 最大200万円超

住宅ローン控除制度の拡充と補助金との併用で得られるメリット

まず、住宅ローン控除の制度が大きく拡充されており、中古住宅の購入でも新築並みの優遇が受けられるようになっています。具体的には、2025年末までとされていた控除適用期限が2030年12月31日まで、さらに5年間延長されました。この延長により、中古住宅を検討する方にとって、大きなメリットが生まれています。

中古住宅で、省エネ性能を満たす住宅については、控除期間が従来の10年から13年に延長され、借入限度額も性能区分ごとに引き上げられています。例えば、認定長期優良住宅・低炭素住宅・ゼッチ(ZEH)水準の住宅では、一般世帯の場合は借入限度額が3,500万円、控除期間が13年となり、子育て世帯や若年夫婦世帯であれば、さらに最大4,500万円まで引き上げられる場合があります。このように、性能の高い中古住宅ほど節税効果が高まります。

これらの制度拡充を受けて、補助金と住宅ローン控除を併用することによって、資金面での大きなメリットを得られます。ただし、併用時には適用対象となる制度の入居時期や省エネ要件、床面積要件などを慎重に確認し、適切にタイミングを合わせることが重要です。

以下は、中古住宅向け住宅ローン控除の借入限度額と控除期間を性能別に整理した表になります。(2026年以降~2030年入居対象)

住宅性能カテゴリ 一般世帯の借入限度額・控除期間 子育て・若年世帯の借入限度額
認定長期優良住宅・低炭素・ZEH水準 3,500万円・13年 4,500万円・13年
省エネ基準適合住宅 2,000万円・13年 3,000万円・13年
その他(省エネ未適合) 2,000万円・10年 2,000万円・10年

上記のように、住宅性能に応じて借入限度額や控除期間に差があり、家庭の状況(一般世帯/子育て・若年世帯)によっても条件が異なります。制度を最大限に活用するためには、自分の世帯がどのカテゴリに該当するのかをしっかり確認しましょう。

また、省エネ性能の証明や耐震基準、床面積(登記簿ベース)などの要件についても、物件選定時に確認が必要です。特に、省エネ基準適合の証明書や既定年以降の耐震基準適合確認などは、控除や補助金の対象となるため必須です。

まとめると、住宅ローン控除の拡充により、中古住宅でも省エネ性能など一定の要件を満たせば、新築同様に長期間・高額の控除が受けられるようになりました。そこへ補助金を組み合わせれば、購入・リフォーム費用の負担を大きく軽減できます。ただし、制度の要件や入居時期、申請タイミングなどは厳格に決まっているため、適切な計画と確認が不可欠です。

補助金・減税制度を活用する際の注意点と申請時の落とし穴

中古住宅の購入やリフォームに伴う補助金や減税制度は魅力的ですが、制度ごとに申請期限や工事の着手時期、入居日などの要件があり、注意が必要です。まず、国の「住宅省エネ2026キャンペーン」における補助金(「みらいエコ住宅2026」など)は、2025年11月28日以降の基礎工事着工が対象となり、申請は例年4月から5月頃に始まり、引き渡しと完了報告は2027年7月31日までに行う必要があります。また、登録事業者を通じた申請でなければなりませんので、リフォーム開始前に信頼できる事業者を選ぶことが重要です。

制度注意点手続きポイント
みらいエコ住宅2026等着工・申請・完了報告の期限厳守登録事業者が申請を代行
住宅ローン控除(中古)入居日が基準、契約日と異なる点に注意省エネ基準適合で控除期間13年に延長
補助金受領と課税受領時に課税対象となる場合あり確定申告で適切に対応

補助金を受け取る際、その金額が課税対象になる場合があります。「給与所得者で90万円超、その他で50万円超」の補助金を受け取った場合には確定申告が必要となるケースがあり、国庫補助金などでも「一時所得」として扱われることがあるため、申請前に税務上の取り扱いについて確認し、必要に応じて相談しておくことが安心です。

また、複数の制度を併用する場合、制度によっては併用不可のものや、必須工事要件が定められている場合があります。「みらいエコ住宅2026」では、断熱改修や高効率給湯器設置など、複数の工事を組み合わせて省エネ性能を満たす必要がある一方で、任意工事単独では対象外とされます。要件を満たす工事計画を早い段階で立て、「準備のタイミング」が成功の鍵となります。

さらに、住宅ローン控除に関しては「入居日」が基準となり、契約日や引き渡し日ではない点に注意が必要です。省エネ基準を満たした中古住宅であれば、新築と同様に「13年間」の控除期間が適用され、借入限度額が最大4500万円となる可能性がある一方、要件に合致しない場合は旧制度(10年控除)となるため、ご自身のスケジュールと取得予定の住宅の性能基準をよく確認したうえで進めることが大切です。

建替えやリフォーム計画を立てる上での実用的な進め方

中古住宅を購入される際に、建替えや全面リフォームに伴う補助金を活用するためには、より効率よく計画を進めることが重要です。まず、建替え(古家の除却を伴う場合)や大規模リフォームに対しては、国の「みらいエコ住宅2026事業」が有力な支援制度となります。本制度は、中古住宅を購入してリフォームする場合にも対象とされており、建物の省エネ性能を高める改修を行うことで補助を得られます。

とくに既存住宅をZEH(ゼッチ)またはZEH+仕様へ改修する場合には、断熱強化や太陽光発電、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)導入などが必須要件となり、1戸あたり最大250万円の補助が見込まれています。また、「みらいエコ住宅2026(Me住宅2026)」の補助上限は、性能によって異なりますが、リフォーム(改修)の場合には最大100万円/戸という設定もあります。

次に、制度の適用にはスケジュール管理が不可欠です。「みらいエコ住宅2026」などの国の補助制度は、工事着手時期(例:2025年11月28日以降)や申請期間(例:2026年3月〜12月)に制約があります。特にリフォームや建替えは工期が長期化しがちですので、引き渡しや完了報告の提出時期を逆算し、余裕を持った計画を立てる必要があります。

最後に、補助制度の併用可能性や各種性能要件の正確な把握も欠かせません。例えばZEH化リフォームでは太陽光発電やHEMS導入が求められ、自治体独自の補助と組み合わせることで、より大きな支援が得られる可能性がありますが、その際には事業者登録や工事内容の適合性などにも注意が必要です。

進め方ステップポイント必要な準備
1. 制度の概要確認みらいエコ住宅2026・ZEH化補助など補助対象要件の洗い出し
2. スケジュール設定着工時期、申請期間、完了報告期限施工会社と逆算した計画立案
3. 建材・性能要件の検討断熱・太陽光・HEMSなどの適用必須条件性能基準に合わせた工事内容の確認

このように、建替えやリフォーム計画を立てる際には、補助金の要件・スケジュール・工事内容をしっかり整理し、信頼できる事業者と連携を取りながら進めることが、補助金を最大限に活用するコツです。

まとめ

2026年に向けて、中古住宅の購入とリフォームに補助金を利用する動きが広がっています。特に「住宅省エネ2026キャンペーン」や住宅ローン控除の拡充により、経済的な負担を軽減できるチャンスも増えています。しかし、補助金や減税制度はそれぞれ申請時期や要件が異なっており、正しい知識と計画が不可欠です。取得できる制度をうまく組み合わせることで、長期的に安心して住める住まいづくりを進めることが可能です。適切な準備と手順を踏むことで、不安なく中古住宅購入とリフォームに臨みましょう。

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